「ハラタケ目」の版間の差分
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2012年3月16日 (金) 12:04時点における最新版
ハラタケ目(Agaricales)はキノコの分類。子実体は、柄と傘からなり、イグチ科はしっかりしているが、それ以外は柔らかく壊れやすい。虫に食べられていることも多い。傘の裏にはひだ、もしくは管孔があり、そこから胞子を飛ばす。ひだや管孔は幼菌では白いものが多いが、胞子が成熟すると色が変わるものも多い。胞子の色は科を調べる重要な手がかりになる。マツタケやシイタケ等、食用になるものも多いが、毒キノコの大半がハラタケ目に属している。
種類[編集]
一般的な分類[編集]
- ヒラタケ科 Pleurotaceae
 - ヌメリガサ科 Hygrophoraceae
 -  キシメジ科 Tricholomataceae
- シイタケ属をキシメジ科からヒラタケ目ヒラタケ科に移す説が提唱されている。
 
 - テングタケ科 Amanitaceae
 - ウラベニガサ科 Pluteaceae
 - ハラタケ科 Agaricaceae
 - ヒトヨタケ科 Coprinaceae
 - オキナタケ科 Bolbitiaceae
 - モエギタケ科 Strophariaceae
 - フウセンタケ科 Cortinariaceae
 - チャヒラタケ科 Crepidotaceae
 - イッポンシメジ科 Entolomataceae
 - ヒダハタケ科 Paxillaceae
 - オウギタケ科 Gomphidiaceae
 - イグチ科 Boletaceae
 -  ベニタケ科 Russulaceae
- ベニタケ目とする説が提唱されている。
 
 
塩基配列等による分類[編集]
- キシメジ科 Tricholomataceae
 - モエギタケ科 Strophariaceae
 - カンゾウタケ科 Fistulinaceae
 - スエヒロタケ科 Schizophyllaceae
 - ヒラタケ科 Pleurotaceae
 - ホウライタケ科 Marasmiaceae
 - ヒトヨタケ科 Coprinaceae
 - ハラタケ科 Agaricaceae
 - ホコリタケ科 Lycoperdaceae
 - ケシボウズタケ科 Tulostomataceae
 - チャダイゴケ科 Nidulariaceae
 - ウラベニガサ科 Pluteaceae
 - フウセンタケ科 Cortinariaceae
 
この分類ではオウギタケ科とイグチ科がイグチ目になるが、イグチ目とハラタケ目はかなり似ていることが分かっている。一方、ベニタケ科はベニタケ目だが、ベニタケ目とハラタケ目はかなり遠いことが分かっている。
その他、ロルフ・シンガーはハラタケ目の下にハラタケ亜目、イグチ亜目、ベニタケ亜目を置くなど様々な分類が存在する。
分類[編集]
日本の多くの本では、菌界(Fungi)真菌門(Eumycota)担子菌亜門(Basidiomycotina)真正担子菌綱(Eubasidiomycetes)帽菌亜綱(Hymenomycetidae)に分類されている。これは古い分類である。
参考文献[編集]
- 池田良幸『北陸のきのこ図鑑』ISBN 4893790927
 - 長沢栄史『日本の毒きのこ』 ISBN 4054018823
 - 杉山純多『菌類・細菌・ウイルスの多様性と系統』 ISBN 4785358270