岐阜県立岐阜商業高等学校
岐阜県立岐阜商業高等学校(ぎふけんりつぎふしょうぎょうこうとうがっこう)は、岐阜県岐阜市にある公立商業高等学校。通称「県岐商(けんぎしょう)」、「岐商(ぎしょう)」。全国的には「県岐阜商」と略されることが多いが、これはこの学校と別に岐阜市立岐阜商業高等学校があるため。また、定時制単位制を併設する。
西隣には岐阜県立岐阜北高等学校、東隣には岐阜市立伊奈波中学校がある。
目次
学校概要[編集]
- 設立 1904年(明治37年)
 -  学科・類型
-  流通ビジネス科(定員 24年度入学から:160人、17年度入学までと20年度入学から23年度入学まで:120人、18年度・19度入学:80人)
- Marketing類型
 - Business類型
 - Management類型
 
 -  情報処理科(定員:120人)
- システム開発類型
 - システム利用類型
 - 情報ビジネス類型
 
 -  会計システム(定員:80人)
- ファイナンシャル会計類型
 - マネジメント会計類型
 
 - 国際コミュニケーション科(定員:40人)
 
 -  流通ビジネス科(定員 24年度入学から:160人、17年度入学までと20年度入学から23年度入学まで:120人、18年度・19度入学:80人)
 - 所在地 岐阜市則武新屋敷1816-6
 - 校訓 不撓不屈
 
沿革[編集]
岐阜市立岐阜商業学校[編集]
岐阜市立女子商業学校[編集]
- 1935年 - 設立
 - 1948年 - 岐阜市立女子商業高等学校に改称
 
統合・廃止[編集]
- 1948年 - 岐阜市立岐阜商業高等学校と岐阜市立女子商業高等学校を統合し、校名は岐阜市立岐阜商業高等学校とする
 - 1949年 - 岐阜市立岐阜商業高等学校を廃止し、生徒を長良高等学校、岐阜高等学校、加納高等学校商業課程に配置する
 
岐阜県立岐阜商業高等学校[編集]
- 1951年 - 長良高等学校、岐阜高等学校、加納高等学校商業課程で募集した生徒を編入し、岐阜県立岐阜商業高等学校開校
 - 1955年 - 貿易科を新設する
 - 1963年 - 貿易科を廃止する
 - 1970年 - 経営科の募集を停止し、営業科、経理科、事務科を新設する
 - 1971年 - 情報処理科を新設する
 - 1991年 - 国際コミュニケーション科を新設する(日本ではじめて「国際」と付く学科として設置された)
 - 1999年 - 事務科の募集を停止し、情報処理科に統合する
 - 2001年 - 営業科の募集を停止し、流通ビジネス科に改編する
 - 2002年 - 経理科の募集を停止し、会計システム科に改編する
 - 2003年 - 文部科学省「目指せスペシャリスト事業」に指定される
 - 2007年 - 文部科学省「新時代に対応した高等学校教育改革推進事業」の研究指定を受ける
 
部活動[編集]
多くの運動系部活動がインターハイに出場し、陸上競技部・水泳部・EDP部・簿記部・速記部などが全国優勝を果たしている。吹奏楽部は世界大会で最優秀賞を獲得している。 また、硬式野球部は甲子園の高校野球で春3回、夏1回の優勝経験があり、甲子園で2013年までに史上4位となる通算85勝(春46勝、夏39勝)をあげている。甲子園の高校野球だけでなく国体優勝等、広く活躍している。 部活動は全員加入である。応援部のみ兼部が可能。
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進路状況[編集]
生徒のおよそ8割が進学し、残りのおよそ2割が就職する。また、進学者の中で7割ほどが四年制大学に進学する。国公立大学にも毎年、十数人を輩出している。大学への進学は、AO入試・推薦入試によるものが大半を占める。会計システム科は中央大学商学部会計学科と高大連携プログラムによる提携を行っており、学生・教授間の交流が行われている他、経理研究所による指導が行われている。また、同科卒業生は優先的に当該学科のフレックスplus1コースに進学できる様になっている。 過去の国公立大学進学実績としては一橋大学、千葉大学、滋賀大学、広島大学、筑波大学、金沢大学、富山大学等がある。
主な出身者[編集]
- 高橋尚子 (元陸上競技選手<マラソン>。シドニーオリンピック金メダリスト。国民栄誉賞受賞)
 - 青木沙弥佳 (陸上競技選手<短距離走>)
 - 早田俊幸 (元陸上競技選手<長距離走・マラソン>)
 - 太田有恒 (水泳選手・アジアジュニア優勝・中大水泳部元キャプテン。大手銀行を経て現外資系金融機関)
 - 糸井統 (水泳選手・バルセロナ・アトランタオリンピック入賞。現同校の教師)
 - 山脇佳奈 (体操選手)
 - 大野俊三(トランペッター)
 - 加藤春雄(元プロ野球選手)
 - 野村武史(元プロ野球選手)
 - 森田定雄(元プロ野球選手)
 - 国枝利通 (元プロ野球選手・中日ドラゴンズ内野手。野球解説のち東海テレビ~ドラゴンズ職員)
 - 大島信雄 (元プロ野球選手。大戦前後の東京六大学野球・慶応大投手、1950年セントラル・リーグ最優秀新人)
 - 鳥居兵治(元プロ野球選手)
 - 高山泰夫(元プロ野球選手)
 - 加藤政一(元プロ野球選手)
 - 大平茂(元プロ野球選手)
 - 坂井豊司 (プロ野球・阪急ブレーブス・広島東洋カープ野手)
 - 畑中時雄(元プロ野球選手)
 - 武智文雄(元プロ野球選手)
 - 樽井清一(元プロ野球選手)
 - 栗木孝幸(元プロ野球選手)
 - 木下育彦(元プロ野球選手)
 - 樽井信章(元プロ野球選手)
 - 田中照雄(元プロ野球選手)
 - 田中和男(元プロ野球選手)
 - 高木守道 (中日ドラゴンズ監督(元内野手))
 - 千藤三樹男(元プロ野球選手)
 - 坂英男(元プロ野球選手)
 - 前原博之 (中日ドラゴンズコーチ(元内野手))
 - 和田一浩 (埼玉西武ライオンズ→中日ドラゴンズ外野手)
 - 蔵本(現姓・藤本)英智 (中日ドラゴンズコーチ(元外野手))
 - 石原慶幸 (広島東洋カープ捕手)
 - 青木高広 (読売ジャイアンツ投手)
 - 黒瀬春樹 (埼玉西武ライオンズ→阪神タイガース内野手)
 - 藤原正典(阪神タイガース投手)
 - 蔵本雅由 (元社会人野球選手。中日・英智の兄)
 - 加藤三郎 (戦前の東京六大学野球・明治大選手。特攻死)
 - 松井栄造 (戦前の東京六大学野球・早稲田大投手・外野手。戦死)
 - 近藤清 (戦前の東京六大学野球・早大選手。特攻死)
 - 鍛治舎巧(パナソニック常務役員、日本経済団体連合会企業行動委員会社会的責任経営部会長。東京六大学野球(早稲田)・社会人野球(松下電器)選手・指導者。高校野球解説者としても知られる。)
 - 岩間天嗣 (俳優)
 - 藤田明宏(高校野球指導者で現在同校の監督)
 - 諏訪俊彦(元高校野球指導者で、一時期同校の監督を務めていた)
 - 後藤愛(バドミントン選手、NTT東日本所属)
 - 後藤舞(バドミントン選手、立命館大学→元広島ガス所属)
 - 脇田侑(バドミントン選手、筑波大学→岐阜トリッキーパンダース所属)
 - 林裕佳(バドミントン選手、青山学院大学→岐阜トリッキーパンダース所属)
 - 石川澄(バドミントン選手、近畿大学→元日本ユニシス所属)
 - 奥幸那(バドミントン選手、NTT東日本所属)
 
アクセス[編集]
JR岐阜駅又は名鉄岐阜駅から約5km。徒歩で50分~1時間15分程度。
- 市内ループ線右まわり:忠節橋・正木マーサ方面行、C60:岐阜大学行、C70:大学病院行、C45:御望野行、C48:宝珠ハイツ行、C46:西秋沢行、C49:谷汲山行 ~「北高前」下車、東へ徒歩5分
 - K35:南柿ヶ瀬行、K36:日光事務所行 ~「早田栄町」下車、北へ徒歩5分
 
- C70:大学病院行 ~「北高前」下車、東へ徒歩5分
 - K35:南柿ヶ瀬行、K36:日光事務所行 ~「早田栄町」下車、北へ徒歩5分
 
- 同・岐阜バスターミナルから
 
- C60:岐阜大学行、C70:大学病院行、C45:御望野行、C48:宝珠ハイツ行、C46:西秋沢行、C49:谷汲山行 ~「北高前」下車、東へ徒歩5分
 - ※ なお、C60・C70快速便は北高前に停車する。
 
- 大野・本巣・北方方面から
 
- 島大橋・忠節経由北高前行 ~「北高前」下車、東へ徒歩5分
 - C:下尻毛・北島経由JR岐阜行 ~「忠節」下車、北東へ徒歩10分
 
関連項目[編集]
- 海賊戦隊ゴーカイジャー(この作品の登場人物であるゴーカイブルーこと、ジョー・ギブケンの人物のモデルは高木守道。(メインライター・荒川稔久談)また、名前は高木の出身校であるこの高校を文字って付けたものである。)
 - 岐阜県高等学校一覧
 - 日本の商業に関する学科設置高等学校一覧
 
外部リンク[編集]
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